頻尿
40代男性・自営業
主訴
昼間は1時間おき、夜は3〜4回トイレに行く。寝不足で日中の集中力も落ちている。
生活背景
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カフェでの打ち合わせが多く、コーヒーを1日4〜5杯
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昼食は外食で塩分多めの麺類や丼ものが中心
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季節を問わず足元が冷えやすい
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運動習慣はなし
東洋医学的分析
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膀胱に熱がこもる一方、足腰は冷えやすい
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熱と冷えが混在し、膀胱の働きが不安定になっている「寒熱錯雑型」
行ったこと
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鍼灸:下半身を温めつつ、膀胱の熱を鎮める施術を週1回
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生活改善:
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コーヒーは午前中2杯までに制限
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昼食を温かい汁物中心にし、塩分を控える
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靴下で足元を保温
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就寝前の水分は控える
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経過
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2週間で夜間のトイレ回数が2回に減少
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1か月で昼間の尿間隔が2〜3時間に延びる
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2か月後には睡眠の質が向上し、日中の集中力も回復
続きはnoteで
本編では、頻尿のタイプ別の特徴と整え方、複数の症例、セルフケアの工夫を掲載しています。
夜間頻尿や日中のトイレの近さにお悩みの方は、体質からの改善のヒントが見つかるはずです。
過剰な目ヤニ
受験勉強に励む高校生の例
17歳の男子高校生。大学受験を控えて毎日夜遅くまで勉強。朝起きると目やにが大量に出て、充血も続くとの相談がありました。
話を聞くと、
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睡眠は毎日4〜5時間
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夕食はインスタント食品や揚げ物が多い
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休日もスマホやパソコンを長時間使用
東洋医学的にみると、このケースは「陰の不足と胃腸の熱」が同時に影響していました。
睡眠不足で体の潤いが減り、加えて脂っこい食事が胃腸に熱をこもらせ、それが目に影響していたのです。
生活改善(早寝・軽めの夕食・画面休憩)とあわせ、鍼灸で体のバランスを整えたところ、2週間ほどで目やには半減し、充血も落ち着きました。
詳しく知りたい方へ
今回ご紹介したのは、ほんの一例です。
noteの記事では、さらに4つのタイプ別の目やにの原因や、家庭でできるケア方法、実際の症例を詳しく解説しています。
👉 詳しくはこちら
目やにが多くて困っていませんか?東洋医学から見た原因とケアのヒント
チック症
中学生の男の子
主訴
まばたきが頻繁で、時には小声で「うーん」とつぶやくような声のチックが出る。友人から指摘されて初めて気づいた。
生活背景
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部活動のストレスが強く、帰宅後はスマホやゲーム漬け。
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夜更かし(就寝は深夜12時以降)で、翌朝は寝坊ぎみ。
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好きなスナックや冷たい炭酸飲料を好み、夕食は偏りがち。
東洋医学的分析
「体に熱(痰火)がこもりやすく、さらに消化力(脾)が弱まっている」タイプとして、「痰火内擾型」+「脾虚痰聚型」の混合型が疑われました。
対応と経過
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食事は和食中心に改善し、スナック・冷たい飲み物を控えることを開始。
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夜のスマホ使用を制限し、入浴後は読書や音楽などでリラックス時間を設定。
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鍼灸では、痰や熱を取り除き心身を調える施術を週1回ほど継続。
→ 2週間ほどで、まばたきの頻度がかなり減少、声のチックも自然と少なくなる傾向が見られました。本人から「最近、気が楽」だという感想もあったそうです。
気になる方はこちらもぜひ!
この記事では、上記以外にもチック症の多彩なタイプや、家庭でのケアの工夫を詳しく解説しています。
詳しくは以下のnoteでどうぞ!
副鼻腔炎
30代男性・営業職
主訴
1か月前にかぜをひいてから鼻づまりが続き、特に朝と夜に悪化。黄色い粘りのある鼻水、後鼻漏による咳、頬の奥の重だるさ。
生活背景
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外回りとデスクワークが半々
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昼食は外食が多く、揚げ物やこってりした麺類を好む
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季節を問わず冷たい飲み物をよく飲む
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睡眠は6時間前後で、寝る直前までスマホを使用
東洋医学的分析(わかりやすく)
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脂っこい食事と冷たい飲み物で体内に「湿熱」がたまり、鼻や副鼻腔の通りを塞いでいる
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睡眠不足と長時間のスマホ使用で回復力も落ち、炎症が治まりにくい
行ったこと
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鍼灸:湿熱をさばき炎症を鎮める施術を週1回
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生活改善:
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揚げ物を控え、昼食に温かいスープや野菜を追加
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冷たい飲み物を常温に変更
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就寝前30分はスマホをやめてリラックス時間を作る
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経過
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1週間で鼻水の粘りが減り、後鼻漏が軽減
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4週間で鼻づまりがほぼ解消し、頬の奥の重だるさも消失
続きはnoteで
本編では、副鼻腔炎のタイプ別の特徴と複数の症例を紹介しています。
長引く鼻の不調や再発に悩んでいる方は、体質から整えるヒントを見つけてみませんか?
バセドウ病
40代女性・教員
主訴
授業中の動悸、発汗、手の震え。生徒の前で声が震えるのが気になり、不安感が強まる。
生活背景
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学校行事やテスト準備で残業続き
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コーヒーを1日4〜5杯
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睡眠は5時間前後で、夜中に目が覚めることが多い
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春先から症状が悪化し、体重が2か月で3kg減
東洋医学的分析
過労と精神的緊張で「肝火」が高ぶり、さらに睡眠不足で「陰」が消耗し、熱が鎮まりにくくなっている状態。
→ 「肝火亢盛」+「陰虚火旺」の混合タイプ。
行ったこと
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鍼灸:肝火を鎮めて心を落ち着かせ陰を補う施術を週2回
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生活面:
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カフェイン摂取を午前中だけに制限
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就寝前にスマホを見ない時間を作り、入浴後に軽くストレッチ
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夕食に温野菜を加えて体力回復をサポート
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経過
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2週間で夜の中途覚醒が減り、朝の動悸が軽くなる
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1か月で授業中の手の震えがほぼ消失
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2か月後には発汗も落ち着き、仕事中の不安感が和らぐ
続きはnoteで
本編では、バセドウ病のタイプ別の特徴と整え方、複数の実際の症例と経過を掲載しています。
薬物治療と並行して、体質からのアプローチを考えたい方におすすめの内容です。