2025-08-15 23:57:00

頻尿

40代男性・自営業

主訴
昼間は1時間おき、夜は3〜4回トイレに行く。寝不足で日中の集中力も落ちている。

生活背景

  • カフェでの打ち合わせが多く、コーヒーを1日4〜5杯

  • 昼食は外食で塩分多めの麺類や丼ものが中心

  • 季節を問わず足元が冷えやすい

  • 運動習慣はなし

東洋医学的分析

  • 膀胱に熱がこもる一方、足腰は冷えやすい

  • 熱と冷えが混在し、膀胱の働きが不安定になっている「寒熱錯雑型」

行ったこと

  • 鍼灸:下半身を温めつつ、膀胱の熱を鎮める施術を週1回

  • 生活改善:

    • コーヒーは午前中2杯までに制限

    • 昼食を温かい汁物中心にし、塩分を控える

    • 靴下で足元を保温

    • 就寝前の水分は控える

経過

  • 2週間で夜間のトイレ回数が2回に減少

  • 1か月で昼間の尿間隔が2〜3時間に延びる

  • 2か月後には睡眠の質が向上し、日中の集中力も回復


続きはnoteで

本編では、頻尿のタイプ別の特徴と整え方複数の症例セルフケアの工夫を掲載しています。
夜間頻尿や日中のトイレの近さにお悩みの方は、体質からの改善のヒントが見つかるはずです。

👉 頻尿がつらいあなたへ:東洋医学から見る体と心の整え方【鍼灸による症例付】

2025-08-10 19:29:00

過剰な目ヤニ

受験勉強に励む高校生の例

17歳の男子高校生。大学受験を控えて毎日夜遅くまで勉強。朝起きると目やにが大量に出て、充血も続くとの相談がありました。

話を聞くと、

  • 睡眠は毎日4〜5時間

  • 夕食はインスタント食品や揚げ物が多い

  • 休日もスマホやパソコンを長時間使用

東洋医学的にみると、このケースは「陰の不足胃腸の熱」が同時に影響していました。
睡眠不足で体の潤いが減り、加えて脂っこい食事が胃腸に熱をこもらせ、それが目に影響していたのです。

生活改善(早寝・軽めの夕食・画面休憩)とあわせ、鍼灸で体のバランスを整えたところ、2週間ほどで目やには半減し、充血も落ち着きました。


詳しく知りたい方へ

今回ご紹介したのは、ほんの一例です。
noteの記事では、さらに4つのタイプ別の目やにの原因や、家庭でできるケア方法実際の症例を詳しく解説しています。

👉 詳しくはこちら
目やにが多くて困っていませんか?東洋医学から見た原因とケアのヒント

2025-07-15 20:39:00

チック症

 中学生の男の子

主訴
まばたきが頻繁で、時には小声で「うーん」とつぶやくような声のチックが出る。友人から指摘されて初めて気づいた。

生活背景

  • 部活動のストレスが強く、帰宅後はスマホやゲーム漬け。

  • 夜更かし(就寝は深夜12時以降)で、翌朝は寝坊ぎみ。

  • 好きなスナックや冷たい炭酸飲料を好み、夕食は偏りがち。

東洋医学的分析
「体に熱(痰火)がこもりやすく、さらに消化力(脾)が弱まっている」タイプとして、「痰火内擾型」+「脾虚痰聚型」の混合型が疑われました。

対応と経過

  • 食事は和食中心に改善し、スナック・冷たい飲み物を控えることを開始。

  • 夜のスマホ使用を制限し、入浴後は読書や音楽などでリラックス時間を設定。

  • 鍼灸では、痰や熱を取り除き心身を調える施術を週1回ほど継続。

→ 2週間ほどで、まばたきの頻度がかなり減少、声のチックも自然と少なくなる傾向が見られました。本人から「最近、気が楽」だという感想もあったそうです。


気になる方はこちらもぜひ!

この記事では、上記以外にもチック症の多彩なタイプや、家庭でのケアの工夫を詳しく解説しています。
詳しくは以下のnoteでどうぞ!

👉 チック症――止めたくても止まらない、その動きに寄り添う東洋医学の視点〖鍼灸症例付き〗

2025-06-23 14:36:00

副鼻腔炎

30代男性・営業職

主訴
1か月前にかぜをひいてから鼻づまりが続き、特に朝と夜に悪化。黄色い粘りのある鼻水、後鼻漏による咳、頬の奥の重だるさ。

生活背景

  • 外回りとデスクワークが半々

  • 昼食は外食が多く、揚げ物やこってりした麺類を好む

  • 季節を問わず冷たい飲み物をよく飲む

  • 睡眠は6時間前後で、寝る直前までスマホを使用

東洋医学的分析(わかりやすく)

  • 脂っこい食事と冷たい飲み物で体内に「湿熱」がたまり、鼻や副鼻腔の通りを塞いでいる

  • 睡眠不足と長時間のスマホ使用で回復力も落ち、炎症が治まりにくい

行ったこと

  • 鍼灸:湿熱をさばき炎症を鎮める施術を週1回

  • 生活改善:

    • 揚げ物を控え、昼食に温かいスープや野菜を追加

    • 冷たい飲み物を常温に変更

    • 就寝前30分はスマホをやめてリラックス時間を作る

経過

  • 1週間で鼻水の粘りが減り、後鼻漏が軽減

  • 4週間で鼻づまりがほぼ解消し、頬の奥の重だるさも消失


続きはnoteで

本編では、副鼻腔炎のタイプ別の特徴と複数の症例を紹介しています。
長引く鼻の不調や再発に悩んでいる方は、体質から整えるヒントを見つけてみませんか?

👉 つらい「副鼻腔炎」を東洋医学の視点から考える

2025-06-13 11:29:00

バセドウ病

40代女性・教員

主訴
授業中の動悸、発汗、手の震え。生徒の前で声が震えるのが気になり、不安感が強まる。

生活背景

  • 学校行事やテスト準備で残業続き

  • コーヒーを1日4〜5杯

  • 睡眠は5時間前後で、夜中に目が覚めることが多い

  • 春先から症状が悪化し、体重が2か月で3kg減

東洋医学的分析
過労と精神的緊張で「肝火」が高ぶり、さらに睡眠不足で「陰」が消耗し、熱が鎮まりにくくなっている状態。
→ 「肝火亢盛」+「陰虚火旺」の混合タイプ。

行ったこと

  • 鍼灸:肝火を鎮めて心を落ち着かせ陰を補う施術を週2回

  • 生活面:

    • カフェイン摂取を午前中だけに制限

    • 就寝前にスマホを見ない時間を作り、入浴後に軽くストレッチ

    • 夕食に温野菜を加えて体力回復をサポート

経過

  • 2週間で夜の中途覚醒が減り、朝の動悸が軽くなる

  • 1か月で授業中の手の震えがほぼ消失

  • 2か月後には発汗も落ち着き、仕事中の不安感が和らぐ


続きはnoteで

本編では、バセドウ病のタイプ別の特徴と整え方複数の実際の症例と経過を掲載しています。
薬物治療と並行して、体質からのアプローチを考えたい方におすすめの内容です。

👉 【バセドウ病】東洋医学的な原因とアプローチ