寒暖差アレルギー
40代女性・事務職
主訴
季節の変わり目に、朝起きると鼻水が止まらずくしゃみが連続。検査ではアレルギー反応なし。日中も疲れやすく、午後には強い眠気が出る。
生活背景
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朝食は菓子パンやコーヒーで済ませることが多い
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昼食後にお腹が張りやすく、軟便ぎみ
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デスクワーク中心で運動不足
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睡眠は6時間前後だが、朝起きても疲れが残る
東洋医学的分析
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不規則な食事と消化不良で「脾(消化の力)」が弱まり、体のエネルギー=気が不足
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抵抗力が落ちたため、気温差という小さな刺激で鼻症状が出てしまう
→ 「脾気虚型」の寒暖差アレルギーと考えられる
行ったこと
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鍼灸:脾胃を整えて気を補い、鼻の通りを改善する施術を週1回
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生活改善:
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朝食を温かいお粥や味噌汁に変更
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冷たい飲み物を控え、常温や温かいお茶を摂る
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昼休みに10分の散歩を取り入れて代謝を促す
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経過
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2週間で朝の連続くしゃみが減り、鼻水も軽くなる
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1か月で午後の眠気が改善し、仕事がはかどるように
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2か月後には季節の寒暖差があっても大きく悪化せず、安定して過ごせるようになった
続きはnoteで
本編では、寒暖差アレルギーのタイプ別の詳しい特徴と鍼灸での整え方、複数の実際の症例を解説しています。
「花粉症ではないのに鼻がつらい」という方に、体質から見直すヒントになれば幸いです。
副鼻腔炎
30代男性・営業職
主訴
1か月前にかぜをひいてから鼻づまりが続き、特に朝と夜に悪化。黄色い粘りのある鼻水、後鼻漏による咳、頬の奥の重だるさ。
生活背景
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外回りとデスクワークが半々
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昼食は外食が多く、揚げ物やこってりした麺類を好む
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季節を問わず冷たい飲み物をよく飲む
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睡眠は6時間前後で、寝る直前までスマホを使用
東洋医学的分析(わかりやすく)
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脂っこい食事と冷たい飲み物で体内に「湿熱」がたまり、鼻や副鼻腔の通りを塞いでいる
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睡眠不足と長時間のスマホ使用で回復力も落ち、炎症が治まりにくい
行ったこと
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鍼灸:湿熱をさばき炎症を鎮める施術を週1回
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生活改善:
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揚げ物を控え、昼食に温かいスープや野菜を追加
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冷たい飲み物を常温に変更
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就寝前30分はスマホをやめてリラックス時間を作る
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経過
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1週間で鼻水の粘りが減り、後鼻漏が軽減
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4週間で鼻づまりがほぼ解消し、頬の奥の重だるさも消失
続きはnoteで
本編では、副鼻腔炎のタイプ別の特徴と複数の症例を紹介しています。
長引く鼻の不調や再発に悩んでいる方は、体質から整えるヒントを見つけてみませんか?
喘息
50代女性・事務職
主訴
秋から冬にかけて夜間の咳と息苦しさが悪化。寝つきが悪く、発作で目が覚める日が週に数回。
生活背景
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デスクワーク中心で運動不足
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冷たい飲み物を好み、就寝前にも摂る習慣
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冬場は暖房を強めにかけ、室内が乾燥しやすい
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仕事の繁忙期は睡眠5時間以下
東洋医学的分析
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冷たい飲食と乾燥で呼吸器の働きが弱まり、痰がたまりやすい
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睡眠不足で体力が落ち、回復が遅れる
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「呼吸器の冷え」と「気の不足」が重なったタイプ
行ったこと
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鍼灸:呼吸器を働きを助け痰をさばく施術を週1回
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生活ケア:
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冷たい飲み物を常温に変更
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寝室に加湿器を設置
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就寝前のスマホ使用を控え、入浴後は温かい飲み物でリラックス
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簡単なストレッチを朝夕に実施
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経過
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2週間で夜間の咳が軽減し、途中で目覚める回数が半分に
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1か月で発作頻度が週1回以下に
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2か月後、季節の寒暖差があっても症状が安定するようになった
続きはnoteで
本編では、タイプ別のメカニズム・養生法・鍼灸の実際の症例などを詳しく紹介しています。
ご自身の症状に合わせたケアのヒントが得られる内容ですので、ぜひnoteで続きをご覧ください。