2025-07-15 20:39:00

チック症

 中学生の男の子

主訴
まばたきが頻繁で、時には小声で「うーん」とつぶやくような声のチックが出る。友人から指摘されて初めて気づいた。

生活背景

  • 部活動のストレスが強く、帰宅後はスマホやゲーム漬け。

  • 夜更かし(就寝は深夜12時以降)で、翌朝は寝坊ぎみ。

  • 好きなスナックや冷たい炭酸飲料を好み、夕食は偏りがち。

東洋医学的分析
「体に熱(痰火)がこもりやすく、さらに消化力(脾)が弱まっている」タイプとして、「痰火内擾型」+「脾虚痰聚型」の混合型が疑われました。

対応と経過

  • 食事は和食中心に改善し、スナック・冷たい飲み物を控えることを開始。

  • 夜のスマホ使用を制限し、入浴後は読書や音楽などでリラックス時間を設定。

  • 鍼灸では、痰や熱を取り除き心身を調える施術を週1回ほど継続。

→ 2週間ほどで、まばたきの頻度がかなり減少、声のチックも自然と少なくなる傾向が見られました。本人から「最近、気が楽」だという感想もあったそうです。


気になる方はこちらもぜひ!

この記事では、上記以外にもチック症の多彩なタイプや、家庭でのケアの工夫を詳しく解説しています。
詳しくは以下のnoteでどうぞ!

👉 チック症――止めたくても止まらない、その動きに寄り添う東洋医学の視点〖鍼灸症例付き〗

2020-10-26 07:03:00

顔面神経麻痺

40代女性・営業職

主訴
左頬から口元にかけての麻痺。朝、洗顔中に水が口からこぼれ落ちて気づく。

生活背景

  • 連日の残業と外回りで疲労が蓄積

  • 冷たい飲み物やアイスを好み、夏でも冷房の風に直接当たる

  • 睡眠は平均5時間、慢性的な肩こりと頭痛あり

東洋医学的分析
長時間の冷房と冷飲食で「風寒」が顔面部に侵入し、もともとの疲労と気血不足が重なって発症したタイプ。

対応と経過

  • 気血の巡りと局所の筋肉機能を回復

  • 生活面では冷飲食の制限と十分な睡眠を指導

  • 2週間で口角の動きが改善し、2か月で会話時の違和感がほぼ消失


詳しく知りたい方はこちら

note本編では、顔面神経麻痺のタイプ別の見分け方や、実際の症例を解説しています。
発症直後の適切な対応が、回復のスピードを大きく左右します。

👉 【顔面神経麻痺】東洋医学で治す【鍼灸治療】