チック症
中学生の男の子
主訴
まばたきが頻繁で、時には小声で「うーん」とつぶやくような声のチックが出る。友人から指摘されて初めて気づいた。
生活背景
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部活動のストレスが強く、帰宅後はスマホやゲーム漬け。
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夜更かし(就寝は深夜12時以降)で、翌朝は寝坊ぎみ。
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好きなスナックや冷たい炭酸飲料を好み、夕食は偏りがち。
東洋医学的分析
「体に熱(痰火)がこもりやすく、さらに消化力(脾)が弱まっている」タイプとして、「痰火内擾型」+「脾虚痰聚型」の混合型が疑われました。
対応と経過
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食事は和食中心に改善し、スナック・冷たい飲み物を控えることを開始。
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夜のスマホ使用を制限し、入浴後は読書や音楽などでリラックス時間を設定。
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鍼灸では、痰や熱を取り除き心身を調える施術を週1回ほど継続。
→ 2週間ほどで、まばたきの頻度がかなり減少、声のチックも自然と少なくなる傾向が見られました。本人から「最近、気が楽」だという感想もあったそうです。
気になる方はこちらもぜひ!
この記事では、上記以外にもチック症の多彩なタイプや、家庭でのケアの工夫を詳しく解説しています。
詳しくは以下のnoteでどうぞ!
顔面神経麻痺
40代女性・営業職
主訴
左頬から口元にかけての麻痺。朝、洗顔中に水が口からこぼれ落ちて気づく。
生活背景
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連日の残業と外回りで疲労が蓄積
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冷たい飲み物やアイスを好み、夏でも冷房の風に直接当たる
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睡眠は平均5時間、慢性的な肩こりと頭痛あり
東洋医学的分析
長時間の冷房と冷飲食で「風寒」が顔面部に侵入し、もともとの疲労と気血不足が重なって発症したタイプ。
対応と経過
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気血の巡りと局所の筋肉機能を回復
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生活面では冷飲食の制限と十分な睡眠を指導
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2週間で口角の動きが改善し、2か月で会話時の違和感がほぼ消失
詳しく知りたい方はこちら
note本編では、顔面神経麻痺のタイプ別の見分け方や、実際の症例を解説しています。
発症直後の適切な対応が、回復のスピードを大きく左右します。