2025-09-01 23:38:00

寒暖差アレルギー

40代女性・事務職

主訴
季節の変わり目に、朝起きると鼻水が止まらずくしゃみが連続。検査ではアレルギー反応なし。日中も疲れやすく、午後には強い眠気が出る。

生活背景

  • 朝食は菓子パンやコーヒーで済ませることが多い

  • 昼食後にお腹が張りやすく、軟便ぎみ

  • デスクワーク中心で運動不足

  • 睡眠は6時間前後だが、朝起きても疲れが残る

東洋医学的分析

  • 不規則な食事と消化不良で「脾(消化の力)」が弱まり、体のエネルギー=気が不足

  • 抵抗力が落ちたため、気温差という小さな刺激で鼻症状が出てしまう
    → 「脾気虚型」の寒暖差アレルギーと考えられる

行ったこと

  • 鍼灸:脾胃を整えて気を補い、鼻の通りを改善する施術を週1回

  • 生活改善:

    • 朝食を温かいお粥や味噌汁に変更

    • 冷たい飲み物を控え、常温や温かいお茶を摂る

    • 昼休みに10分の散歩を取り入れて代謝を促す

経過

  • 2週間で朝の連続くしゃみが減り、鼻水も軽くなる

  • 1か月で午後の眠気が改善し、仕事がはかどるように

  • 2か月後には季節の寒暖差があっても大きく悪化せず、安定して過ごせるようになった


続きはnoteで

本編では、寒暖差アレルギーのタイプ別の詳しい特徴と鍼灸での整え方複数の実際の症例を解説しています。
「花粉症ではないのに鼻がつらい」という方に、体質から見直すヒントになれば幸いです。

 

👉 季節の変わり目に鼻がムズムズ?―寒暖差アレルギーを東洋医学で考える